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自然を尊重したシャンパーニュを作る夫婦のメゾン【コピネ】

コピネは生態系の多様さを重視して、虫用のシェルターまで作るなど自然環境を大切にし、自然な状態の畑でぶどうを育てて、できるだけ人の手が介入しないようにシャンパーニュ(シャンパン)を生産しているRMです。9ha所有する多様なテロワールから、多様なキュヴェを生み出しているコピネをご紹介します。

 

コピネとはどんなシャンパーニュ(シャンパン)メゾン

コート・ド・セザンヌ地区のモンジェノスト村を拠点とするRM(レコルタン・マニピュラン)のメソンです。マリー・ロール女史とアレクサンドル氏の夫婦が当主です。

コート・ド・セザンヌ、コート・デ・バール、ヴァレ・ド・ラ・マルヌの3地区に計9ha、平均樹齢30年の畑を所有しています。可能な限り自然に優しい栽培を行なっています。土壌だけでなく、水質や大気にも配慮したワイン作りに対して認証される「テラ・ヴィティス」を取得しています。

 

コピネの歴史

1960年代にマリー・ロール女史の祖父母が畑を手に入れ、1975年に父母が初めて元詰めして、モンジェノスト村でシャンパーニュ(シャンパン)事業に乗り出しました。またアレクサンドル氏の側も、1956年に祖父母がヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区のキュシュリー村で畑を受け継いで元詰めを始めました。

当主夫妻のどちらも、祖父母、父母が作業する畑やワイン作りに慣れ親しんで育ち、そのノウハウと妥協しない精神を受け継ぎました。

 

 

コピネのこだわり

 

○すべては自然な畑から始まる

地球環境を守るため、そして自分たちのシャンパーニュ(シャンパン)の品質を上げるため、できる限り自然に優しい栽培をしています。殺虫剤や除草剤は使用せず、その他の処置も半分に減らし、昔ながらのやり方で耕して、土中の微生物の活動を促進します。

またコピネの畑には、蜂の巣があってハチミツを取ったり、蝶やてんとう虫などの冬の間の避難場所を作るなど、生物多様性を目指しています。

 

○バラエティーに富んだ品揃え

コピネは、コート・ド・セザンヌ、コート・デ・バール、ヴァレ・ド・ラ・マルヌの3地区にまたがって畑を所有し、それぞれの地区でシャルドネ、ピノ・ノワール、ムニエを栽培しています。それは理想的な配分だと考えています。いろんなエリアのいろんなぶどうがあるからこそ、それぞれに個性を持ったキュヴェをいくつも生み出すことができています。

 

○ヴィーガン・シャンパーニュ(シャンパン)

コピネにはいくつものアイテムがありますが、すべてヴィーガンの認証を受けています。すなわち清澄剤に、ゼラチンや卵白などの動物由来のものは一切使用していないということです。認証機関は、イヴ・ヴィーガン(EVE VEGAN)です。EVEはExpertise Vegane Europeの略です。

 

 

コピネのシャンパーニュ(シャンパン)アイテム一覧

 

3種のぶどう、3つのヴィンテージかブレンドされたスタンダード・キュヴェ

Copinet Extra Quality Brut コピネ エクストラ・クオリティ ブリュット

シャルドネ1/3、ピノ・ノワール1/3、ムニエ1/3

受け継がれたスタイルは守りつつ、女性的なエレガンスを求めた独自のタッチも加えられています。

 

モンジェノスト村のチョーク質斜面の、樹齢40年のシャルドネから作られるプレステージ・キュヴェ

Copinet Alexandrine Blanc de Blancs Brut コピネ アレクサンドリーヌ ブラン・ド・ブラン ブリュット

シャルドネ100%

モンジェノスト村は、9割以上もの比率でシャルドネが栽培されている村です。

 

違う季節の旅をイメージして、ドザージュ違いで作られるジャルダン(庭)シリーズの夏

Copinet Jardin d’Été コピネ ジャルダン・デテ

シャルドネ100% ドザージュ5g/L

ほかに、ドザージュ0g/Lのジャルダン・ソヴァージュ(野性的な庭)、ドザージュ11g/Lのジャルダン・ドトンヌ(秋の庭)があります。

 

                                
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