シャンパーニュを気軽に楽しむ専門WEBメディア

小さな村、ロムリーに現れた若き新星の【オーレリアン・ルルカン】

オーレリアン・ルルカン

オーレリアン・ルルカンは、2007年の創立で、シャンパーニュ(シャンパン)を作り始めたのは2013年という新顔ながら、たちまち頭角を現し、フランス国内でも入手困難になり注目を集めているメゾンです。清澄・ろ過をせずにワインの特徴を残したヴィンテージ・シャンパーニュ(シャンパン)を生産し、ストレスなく育ったぶどうの個性を感じさせてくれるオーレリアン・ルルカンをご紹介します。

オーレリアン・ルルカンとは

ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区のロムリー村を拠点とするRM(レコルタン・マニピュラン)のメゾンです。5区画2,5haの畑を所有し、ピノ・ノワール40%、シャルドネ35%、ムニエ24%、プティ・メリエ1%をビオディナミで栽培しています。エコセール認証を取得しています。年間生産量は、シャンパーニュ(シャンパン)とコトー・シャンプノワの合計で1,500~2,000本という希少さです。

オーレリアン・ルルカンの歴史

オーレリアン氏の祖父が少しずつ購入していた畑を使って、2007年にスティルワインのコトー・シャンプノワからスタートしました。2009年にオーガニックへの切換えを決め、2012年が初のビオ・ヴィンテージとなりました。シャンパーニュ(シャンパン)作りを始めたのはその後の2013年です。瓶熟成を経て2016年にシャンパーニュ(シャンパン)を初リリースしたという、若き新星メゾンです。

オーレリアン・ルルカンのこだわり

オーレリアン・ルルカン裏ラベル

自然のままの環境でのぶどう栽培
オーレリアン・ルルカンの畑では、ぶどう以外の草木も多く生えています。本来、自然の中ではぶどうだけが育っているのではないのだから、土中の栄養や水分がぶどうだけに行くのは不自然だという考えからです。これは数多くのダメージの予防にもなっています。
オーレリアン氏は1本1本のぶどうの木を熟知していて、もちろん、ぶどうの生育のために取り除くべき草木は取り除いています。

生産数は1,500~2,000本
例えば2015年ヴィンテージでは、ブラン・ド・ノワール(ムニエ)の生産は579本、2014年ブラン・ド・ブラン(シャルドネ)は280本という希少さで、赤白のコトー・シャンプノワと合わせても、年に1,500~2,000本ほどの小規模生産です。残りはネゴシアンに売っています。

コトー・シャンプノワ
シャンパーニュ地方全体では、シャンパーニュ(シャンパン)に対してわずかな生産量のコトー・シャンプノワですが、メゾンとして最初に手がけたのはコトー・シャンプノワでした。ムニエ100%で白を作るというユニークなアイテムもあります。
シャルドネの白、ムニエの白、ピノ・ノワール+ムニエの赤があります。

 

オーレリアン・ルルカンのアイテム一覧

●若きムニエの実力者が作る、ムニエのブラン・ド・ノワール
Aurélien Lurquin Champagne 100% Meunier “Les Crayères du Levant” オーレリアン・ルルカン シャンパーニュ 100%ムニエ “レ・クレイエール・デュ・ルヴァン”
ムニエ 100% ドザージュ0g /L
キュヴェ(一番搾り)のみを使用します。100%樽発酵で、そのまま11か月熟成させて、瓶詰めします。

●大ぶりのワイングラスで香りと味わいを楽しんでほしいブラン・ド・ブラン
Aurélien Lurquin Champagne 100% Chardonnay “Les Crayères du Levant” オーレリアン・ルルカン シャンパーニュ 100%シャルドネ “レ・クレイエール・デュ・ルヴァン”
シャルドネ 100% ドザージュ0g /L
ムニエと同様キュヴェのみ使用、100%樽発酵で、そのまま11か月熟成。瓶熟成は24~30か月です。

●メゾンの力量を知ることができる、ムニエから作る白のコトー・シャンプノワ
Aurélien Lurquin Coteaux Champenois Blanc de Noir “Les Crayères du Levant” オーレリアン・ルルカン コトー・シャンプノワ ブラン・ド・ノワール “レ・クレイエール・デュ・ルヴァン”
ムニエ 100% シャプタリザシオンなし
2015年は297本の生産でした。希少なコトー・シャンプノワ・ブランの中でも、特に希少です。

                                
フォロー