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環境に優しいこと考えてるシャンパーニュメゾン【ルネ・ジョリー】

ルネジョリー

ルネ・ジョリーは、伝統的な醸造方法を重んじながらも、例えば、シャンパーニュ地方ではここにしかないという最新のプレス機を導入するなど、新しいことや環境に優しい配慮を積極的に目を向け品質を追求しているメゾンです。家族6人で、畑から醸造、販売までのすべての仕事を丁寧にこなしているルネ・ジョリーをご紹介します。

 

歴史ある栽培家のルネジョリー

ルネジョリー

ルネジョリーのメーカーズディナーで、当主とソムリエの漆山氏

 

○ルネ・ジョリーとは

コート・デ・バール地区のランドルヴィル村を拠点とするメゾンです。ぶどう栽培から製造、販売に至るまでのすべてを家族6人で切り盛りしているRM(レコルタン・マニピュラン)です。当主は、ピエール・エリック・ジョリー氏です。5区画13.5haの畑で、ピノ・ノワール(75%)、シャルドネ(25%)を栽培しています。

 

○ルネ・ジョリーの歴史

祖先の記述に畑とワインの存在があることから、1737年が創業の年とされています。その後、婚姻を経て名前は変わりましたが、その流れを汲むジョリー家に、1914年、ルネ・ジョリー氏が誕生しました。

ルネ氏の父、シャルル氏は、ランドルヴィル村にあまり意味のない協同組合ができたことを機に、1930年、自身のシャンパーニュ(シャンパン)を作る決断をしました。それを、ルネ・ジョリー氏、その息子のエルヴェ・ジョリー氏、そのまた息子のピエール・エリック・ジョリー氏が引き継いできました。

 

 

ルネ・ジョリーのこだわり

ルネジョリー

○生産本数は少なくても、品質は最高級のシャンパーニュ(シャンパン)

化学肥料を使わず栽培し、完熟を待ってできるだけ遅くに収穫したぶどうを用いて、少なくとも3年のワインをアッサンブラージュして作るシャンパーニュ(シャンパン)は、年に45,000本ほどの生産という希少さです。アーチ型天井の18世紀のカーヴでの中で、3年から9年、静かに熟成させます。

 

○新しい設備、技術を積極的に導入

ルネ氏の時代にはアンジャンブール(ぶどう畑用の特殊なトラクター)を、エルヴェ氏の時代には、剪定枝の粉砕機(資源循環につながる)や、地方初のドイツ製メンブラン・プレス機を、そしてピエール・エリック氏の時代には、フランス初の可動式コカール・プレス機や、Y字ミュズレ(使用するワイヤーが半分以下に)など、いつの時代にも新しいものを取り入れています。

 

○デゴルジュマン・ア・ラ・ヴォレ

新しいものを取り入れる一方、伝統を守っているものもあります。そのひとつがデゴルジュマンです。瓶の口を凍らせることなく、手作業で澱を瓶の外へ飛ばすという昔ながらの方法を取っています。まさに職人技のこの方法は、デゴルジュマン・ア・ラ・ヴォレといいます。1時間に350本の作業を行ないます。

 

○環境問題に配慮して新しい取り組みをしている

近年問題になっている温暖化に配慮して、当たり前のように使っているビニールテープを少なくするために、梱包するダンボールも自分でデザインをして、使うテープが少量ですむようにしている。

ミュズレに使用している針金ワイヤーは通常4本だけど、それを3本にしたものを考えだして使用しています。他のシャンパーニュメゾンでもいくつか採用されているので、いつか3本ワイヤーを目にするかも!?

 

ルネジョリーのシャンパーニュアイテム一覧

自社畑の4分の3で作られる主力品種を、ドザージュ違いの3つのキュヴェに

・René Jolly Blanc de Noirs ルネ・ジョリー ブラン・ド・ノワール

ピノ・ノワール100%

ドザージュ10g/Lのブリュット、0g/Lのエクストラ・ピュール、43g/Lのドゥミ・セックが生産されています。

 

ピノ・ノワールが圧倒的に多い地区で作られるブラン・ド・ブラン

・René Jolly Blanc de Blancs Brut ルネ・ジョリー ブラン・ド・ブラン ブリュット

シャルドネ100% ドザージュ10g/L

ピノ・ノワールが地区の個性なら、シャルドネは私自身の個性だと当主は語っています。

 

シンプルに「RJ」の文字だけデザインされたボトルが印象的なスペシャル・キュヴェ

・René Jolly Cuvée Spéciale RJ ルネ・ジョリー キュヴェ・スペシャル・RJ

ピノ・ノワール46%、シャルドネ54% ドザージュ10g/L

良年だった2010年と2012年のアッサンブラージュ。15%のワインを樽熟成させています。

                                
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