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飲みごたえのあるブラン・ド・ブラン【クリストフ・マルタン】

シャンパーニュ地方の17あるグラン・クリュ畑の一つ、オワリー村の中で、唯一存在する、レコルタン・マニュプラン(RM)の生産者です。生産本数が少ない為 ワインガイド等には、一切出品していません。やっと、日本へ入ってきましたが、販売本数も制限されています。希少な「クリスト フ・マルタン」をご紹介します。

■クリストフ・マルタン(Christophe Martin)の生産者紹介

このメゾンは、シャンパーニュ地方のオワリー村に所在する、レコルタン・マニュプラン(RM)です。グラン・クリュに自社畑を持ち、ぶどう栽培から、醸造、瓶詰め、販売までをこの1つのメゾンで行っています。

こちらのメゾンは、服の仕立て屋をしていた、クリストフの祖父、フェルナンが、ロト(宝くじ)で1等を当てたことが始まりでした。彼は、そのロトで得たお金で、レストランを購入してオーナーとなり、そこでシャンパンに開眼したのです。

そのレストランがシャンパーニュ地方のクラマンにあったため、周りには、シャンパーニュ(シャンパン)が、自然とあり、生活の中に存在していたのです。フェルナンは、1935年より、シャンパーニュ(シャンパン)造りを始めるため、ぶどう畑の購入を開始しました。そして、戦争を経たあとの、1946年にシャンパーニュ(シャンパン)生産者となり、メゾンが設立されました。

その息子の子供が、現当主クリストフ・マルタンです。1988年に、このメゾンを継承しました。
このオワリー村には、生産者が数軒しか存在しません。また、自社畑のぶどうから自家醸造を行っている、レコルタン・マニュプラン(RM)は、このメゾンただ1軒しかありません。他はレコルタン・コオペラトゥール(RC)とネゴシアン・マニュプラン(NM)となっています。

当主クリストフ・マルタンは、レコルタン・マニュプラン(RM)の醸造家自身としては、ほとんど存在しない、エノローグの国家資格を持つ醸造技師です。ですので、このメゾンのラインナップは完璧と言われるほどの作品になっています。
グランクリュ・オワリーには、シャルドネのみが植えられています。同じグラン・クリュのクラマンやアヴィズといった、他のコート・デ・ブランの グラン・クリュの村々と同様に、白亜質主体の土壌となっています。

しかしながら、他のグラン・クリュ畑と違うのは、オワリーの土壌はより水捌けが良く、熱を吸収しやすいという 特性を持っています。

そのためぶどうが完熟しやすくなり、そのため、薫り高く、ふくよかな味わいのブラン・ド・ブランとなっています。 最近の生産者が口をそろえて言っているシャンパーニュ(シャンパン)を造ることより、ワインとして美味しいものを造ろうとしていると言います。

このメゾンの全てのアイテムに関して現れる特徴は、非常にきめの細かい泡、適度で心地よいブリオッシュ香、ふんわりとやわらかな口当たり、美しい余 韻、全体的にボリューム感があり、飲みごたえのあるシャンパーニュ(シャンパン)になっています。

 

■クリストフ・マルタンのアイテム一覧

・ブラン・ド・ブラン ブリュット グラン・クリュNV(Blanc de Blancs Brut Grand CruCuvée Coquelicot)

シャルドネ100%

・ブリュット ミレジム2009(Brut Millésime 2009)

シャルドネ60%、ピノ・ノワール40%

・ブラン・ド・ブラン ブリュット グラン・クリュ ミレジム2010(Blanc de Blancs Brut Grand Cru Millésime2010)

シャルドネ100%

                                
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